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当ホームページで案内させていただく、当院長・金田水英(ひで)の健康アドバイスです。
季節や流行などの背景と鍼灸・整骨に感する内容を中心に掲載させていただきます。
ちょっとした日々雑感として、お立ち寄りください。
ハパルアハーフマラソンに挑戦してみて vol.1 2022年4月
日頃から私達は、幸せになりたいと常に祈っています。
でも幸せになるのに1番大切なものはお金でも名誉でも無く、やはり「健康」であります。その健康の1番土台にあるのが歩くという事です。
私自身も日頃、患者さんを治す為には、私自身が健康でなければ患者さんは良くならないと思っていますので、毎朝5:00から4kmほどの散歩をしています。
この様な考え方の一環として今回、ハワイホノルルで開催されるハパルアハーフマラソンに参加して来ました。小さい頃は手先が器用で球技などは得意でしたが、大きくなるにつれ体重増加により歩く、走る事が苦手になりました。
実は40歳までは「走る人の気持ちが解らない」と思っていました。
しかし、この様な職業で仕事をする事となり、健康に対しての意識が強くなり、勉強したりと、少し考え方が変わって行きました。
当時、厄年になるとは身体の衰えが原因で色々な悪い事が起こるに違いない…、
だったら 体を鍛えてみよう=マラソン=ホノルルマラソンに挑戦! という事で
2008年のホノルルマラソン 42,195kmに参加して、無事完走できました。
それから2、3年はジョギング程度は出来ていたのですが・・・。
そして今回、14年ぶりに「あの素晴らしい感動を妻にも味あわせてあげたい!」と二人で思い切って参加する事に。年齢も年齢なのでフル(42km)は身体に負荷がかかりすぎると思い、フルの半分の「ハパルアハーフマラソン」(21km)に参加する事にしました。
ハパルアハーフマラソンに挑戦してみて vol.2 2022年5月
日本のハーフマラソンは時間制限(概ね2時間30分~3時間等)があります。
50歳を超えてそこまで一生懸命はどうかと思い、ホノルルのハパルアハーフマラソンは制限時間がないのでハワイのハーフマラソンに挑戦を決めた経緯があります。
さすが楽園ハワイ、これで気分が楽になります。制限時間がないので私達でも頑張れば出来るのでは、と前向きに思える様になりました。
私達が約1年かけて(本当はコロナで中止を挟み2年になりましたが)ハパルアハーフマラソンに対応する体力をつけた過程を書いていきたいと思います。
皆さんも「なんだ。こんなもんでいいのか?」と思われて、マラソンでも挑戦してみようかな、と思われるととても嬉しいです。
まず最初に50代の体でハーフマラソン、いや20kmを歩くとはなかなかきつい事であります。ましてや妻は仕事を手伝っていただいていますが体力的にどうか?
私も朝、歩く程度でハーフマラソンはどうか?みたいな体力です。
最初に始めたのは、毎週日曜日の3km散歩です。気分良く朝の加茂川散歩です。
運動継続のカギは疲労無く楽しい事です。
そしてもう一つのポイントは、目標とご褒美です。
私達の場合は、ハワイでのハーフマラソン、それと毎週トレーニング後のパン屋さんモーニングでした。
ハパルアハーフマラソンに挑戦してみて vol.3 2022年6月
ハーフマラソンのトレーニングを始めて約半年、週に1回の加茂川散歩、距離的に約5キロ、しっかり歩く事が出来る様になっていました。
日頃は昼間の仕事休憩時間に山科の疏水や九条山越えの南禅寺までの散歩をする様にしていました。ですから週に2、3度の散歩はしてたことになります。でも、まだ半年もジョギングはしていませんでした。
ですがこの後、みるみるジョギングができる様になるのです。そして大会まで6ヶ月を切った頃には5kmを(スローですが)ジョギングできる様になっていました。
身体の痛みも殆どなく、これは半年間かけてじっくり歩く事をしていたからだと思います。このペースは「遅いのでは…?」と思われますが、これでも良いのです。
五十歳から運動は遅いのが良いのです(言い訳ですが)。
でも、日々の運動から走る事に対して夫婦ともに少し自信がつきはじめていました。
ですが、大会を前にしてショックな出来事が起こります。マラソン大会の中止です。
これから10km、15km…と距離を伸ばして行こうという矢先に、やはりコロナでの大会中止の連絡が入りました。
「やられちゃいました、せっかく5kmジョギングができる様になったのになぁ…」
少し心が折れてしまいまして、その後、冬の寒さもあり、散歩の回数も少し減り、5kmのジョギングも伸ばす事も出来ず、それから約1年が経ってしまうのです。
相変わらず、加茂川散歩後のモーニングは美味しくいただいていましたが(笑)!
ハパルアハーフマラソンに挑戦してみて vol.4 2022年7月
そしてようやく喜びの日が訪れます。2022年に入りハパルアハーフマラソンの開催決定の連絡が入りました。日本ではまだコロナ状態は良くなく、海外へは無理そうな感じが漂っていました。ですが、もしもの事を考え少しは体をキープしようとは考えていました。毎朝3kmの散歩、それと週一回の5kmのジョギングです。
少し少ないと思いますが継続が大切なので無理せず、です。大会まで1ヶ月半を切る2月が終わり、今年も無理なのかなと思っていた頃。日本はワクチン3回接種の人への海外からの隔離免除の発表がなされました。
もしかして、これはいけるのではなかろうか!ここからハパルアハーフマラソンに向けての旅行手続き、そしてハーフマラソンへの体力をアップが始まりました。
まずは手続きです。1ヶ月半の間に
1、3回ワクチンの接種と
2、区役所へ3回ワクチン接種証明書の申請、
3、ホノルルハパルアハーフマラソンの大会参加申請、
4、飛行機とホテルの確保、
5、PCR検査に関する事、
6、そしてハーフマラソンに耐えられる体力アップです。
これだけを1ヶ月半足らずでやらなければなりません。
そしてまだコロナ禍の状態ですし、いつ海外渡米の条件が変化するかも分かりません。そう考えると、普通は安全をとって断念するのですが…しかし私達は違います。
55歳になり、いつどちらが亡くなってもおかしくない年頃になりました。周りでは悲しいですがチラホラ亡くなった知人も増え、「今やれる事はやってみよう!」と言う事でチャレンジをしようと2人で決めました。そこからは早かったです。
色々書類等の不安は残っていましたが私達の体力アップ以外の事は、出発1ヶ月前には何とか目処をつけることが出来ました。
次回は1ヶ月でハーフマラソン21kmをゆっくりでも良いので走れる体にする努力を紹介します。
ハパルアハーフマラソンに挑戦してみて vol.5 2022年9月
何とか書類上、ハパルアハーフマラソンに行ける準備は出来ましたが、さて21Kmハーフマラソンを完走する事ができるのか…?イヤ、今の体力では難しいのでは…?
だって5Kmは気分良く走れますが、それ以上になると少し不安になる感じの体力です。これをハーフを走れる様に、などと思いましたが、「まぁ、いいか!」
ハパルアハーフマラソンだもん、ハワイだもん、ゆっくり歩いても良いし、時間制限も無いし!なんて気楽な50代ハーフマラソンチャレンジです。
でも少しでも楽に21Kmを走れる様にと色々ハーフマラソン挑戦のSNSを見ました。
そして1ヶ月半前よりスケジュールを立てました。
1週間2回、木曜日と日曜日に練習を以下のように実行することにしました。
1週目 ー木曜日5Kmラン ー日曜日5Kmラン
2週目 ー木曜日5Kmラン
ー日曜日7Kmラン
3週目 ー木曜日7Kmラン ー日曜日10Kmラン
4週目 ー木曜日7Kmラン ー日曜日10Kmラン
5週目 -日曜日15Kmラン
この様に本番までのスケジュールを立てて見ました。本当はハパルアハーフマラソンまでに20Kmは体験しときたかったのですが時間が思うように無く、本番の1週間前は体を休め練習はしない方が良いと思っていましたので、このような感じになりました。
でもこれは、あくまでスケジュールで現実には仕事や体調、天気の加減もありうまく出来ないものです。しかし具体的に目標を掲げ、頑張る仕組みを作ります。
順調に練習を重ねていく中、3週目に入り10Kmランの日に妻は左肩痛、右足下腿部外側痛が、私は腰痛と足底部痛(やっぱり出ちゃったか…!)が出てきます。まだ私達の体はしっかりと10Kmラン出来る体ではなかったのです。
それから1週間の休憩をとり、それでも何とか歩きながらでもありますが、大会日から数えて10日前には15Kmランを出来るようになり、手応えも感じてきました。
ハパルアハーフマラソンに挑戦してみて vol.6 2022年10月
やっとと言うか、ようやくと言うか、どうにかハワイに来る事が出来、5泊7日で旅行をする事が出来ました。まだ、日本人は殆どハワイにはいませんでした。
前日にハパルアハーフマラソンの大会のコンデンションセンターにゼッケンを貰いに行って、お揃いのランニングキャップを購入。これもランニング大会の醍醐味です。
それで大会関係者に聞くと2万人ちょっとの参加者で日本人は200人ちょっとでした。いつもは半分以上が日本人なのに、と言っておられました。
「少ないですが日本代表で頑張って下さいね」と言われ、少し良い気持ちになりました。
さて、大会当日。
前日から興奮してたのか睡眠はやや少なめ、妻も少しいつもより眠りが浅かったとの事、でもでもでーも、大丈夫。気分はハイになっていますから。
大会は一般参加は5:30スタートですが5:00ぐらいから特別な人たちのスタートが始まり、ノリノリの音楽が流れる中、私達もスタート地点に向かい、心ウキウキ、脈拍は100を超えていました。
スタートの合図が鳴りました。この時、私が計画を立てた約2年間の気持ちが報われた感じがしました。そして私にずーっと付いてくれた妻に心から感謝しました。私達はスタートラインでビデオ、写真を撮り、その後ランナーの後ろに回り参加しました。
この後のマラソンは本当に楽しく気持ちの良いものでした。
少し体力的に鍛え不足で歩いたりもしましたが、最高のマラソンでした。
そして無事日本に帰国して現在も妻と少しではありますがスローランニングを続けています。来年もまた行けたら良いなと思う今日この頃です。(終わり)
花粉症の対症療法 2022年3月
今回は花粉症の対症療法です。
東洋医学では標治法と言いますが症状を和らげる事です。ちなみに原因治療は本治法と言います。ツボは前庭、攅竹、迎香、太陽、曲池、合谷です。特に迎香穴は鼻の横にあるツボで、昔から鼻炎のツボとして有名で耳鼻科が少なかった頃は鼻水垂らす子供たち、副鼻腔炎などの治療によく使われていました。
そしてもう一つは合谷穴。このツボは四総穴と言う昔からよく効くツボの1つ
「面目合谷に収む」と言って顔面部にある疾患全てに効くよって言う事です。でも本当によく効きます。
東洋医学医学の治療の基本は本治あっての標治ですので、本治療院では標治のみの治療は行っていないのであしからず。
東洋医学の本当の目的は不老長寿と予防医学 2022年2月
元々、医療は王様や貴族など高貴な人だけが受けられるものでした。その目的は不老長寿、予防医学(病気にならない)です。何故ならば国を継続、保守していくのに王様や貴族の長期繁栄が1番重要だったらです。その為、発展していったのが東洋医学です。昔は西洋医学も同じ考えだったのですが、近代医学は戦争により発展した医学だと言われ、痛みや局所に特化したものになったと言われています。怪我や病気になった兵士を出来るだけ早く戦場に戻すのが重要だったからです。
皆さん、幸せになりたいと思っていますよね。
その為には、「お金」、「生きがい」、「夢」など色々必要であると思われますが、その様なものを手に入れるのに1番大切なのが「心身の健康」です。この心身の健康が土台になってしっかりしていないとお金や目標などがあっても幸せにはなれないのです。この「心身の健康」をつくるのに鍼灸がとても有効的なのです。
鍼灸は痛みや血行を良くしたり肩こりに良いイメージですが精神的にもとても良いのです。鍼や灸をするだけでも快楽ホルモンや幸せホルモンが分泌される、と言われています。鍼灸治療は1度の治療で肉体的、精神的、両方健康にすることができる一石二鳥の治療法なのです。
ひで鍼灸院では、これからもご自身の健康の為に鍼灸治療を日常生活に取り入れたい、とお思いの方へ、長年取り組んできました鍼灸の経験から全力サポートさせていただきたいと思います。お一人お一人のお身体の悩みについて、健康の為の鍼灸の取組みなど、お気軽にお問合せいただければ幸いです。
新年のご挨拶 2022年1月
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
皆様が一年間、心地よい気持ちで過ごせるよう、心よりお祈り申し上げます。