・「女性特有の症状に注意しながら、いつまでも健康で生活したい!」
・「鍼灸院? 接骨院ならイメージがあるけど、女性一人でちょっと不安…」
・「鍼灸って、実際にどのような症状に効くのか、教えてほしい。」
そんな働く世代の女性や、スポーツに励む学生さん、妊婦さん、主婦の方、子育て中のお母さんなど、女性特有のカラダの健康と鍼灸治療に関する内容について当コラムでは記載していきます。
少しでも女性にとって鍼灸治療を身近に感じていただき、健康な日常生活を楽しく送っていただけるきっかけになれればと思います。
当ページは「ひで鍼灸整骨院」の女性スタッフコラムとしてご案内致します。
女性スタッフコラム2016|女性スタッフコラム2015
2016年3月 腱鞘炎について
こんにちは。
3月に入り、少しずつあたたかくなってきましたね。まだ朝晩が冷えるので、服装の調節が難しいですが、体調を崩さないように気をつけましょうね!
春本番までもう少し!待ち遠しいですね。
そんな今月は腱鞘炎についてお話したいと思います。
よく耳にする腱鞘炎とは、「指を酷使した結果、指や手首の腱鞘に起こる炎症」のことです。指や手首には「腱」があり、この腱は骨と筋肉を繋ぐもので、「腱鞘」は指の骨から腱が浮き上がるのを防いでいます。この腱と腱鞘が、指を使いすぎたときにこすれて炎症を起こすことがあり、これが腱鞘炎です
腱鞘炎には「指の腱鞘炎」と「手首の腱鞘炎」の2つのタイプがありますが、どちらも炎症を起こした腱の腫れた部分が腱鞘を通過する時にこすれる事で痛みが発生します。
腱鞘炎はパソコンやピアノ、裁縫などで指を使うことが多い人に起こりやすいと言われる症状です。最近ではスマートフォンなども原因になります。手首の腱鞘炎はホルモンバランスの乱れも関係していると考えられており、妊娠・出産期や更年期の女性にも多く見られます。
また、育児中で赤ちゃんを抱えるお母さんにも多い症状です。患者さんは比較的女性に多いのですが、パソコンでキーボードやマウスを多く使う男性にも見られます。腱鞘炎は、腱鞘が炎症しているのであって関節が悪くなっているわけではありません。
そのため、固定するよりも、痛みの原因となっている硬くなった筋肉や腱を柔らかくすることが、効果的な治療となります。
炎症が強く痛みが激しい場合には、まず患部を冷やして炎症を抑え安静にしますが、炎症が引いた後はあたためて血流を良くし、痛みが強く出ない程度に動かしていくことが大切です。
腱鞘炎は指の使いすぎが原因でなりますが、ホルモンバランスの崩れが影響することもありますので、痛みのある所だけではなく、全身を治療してホルモンのバランスを整えることも効果的ですので、もしお困りの場合はお気軽にご相談くださいね。
2016年2月 花粉症について
こんにちは。
ついこの間、年が明けたと思ったらもう2月です。暖冬と言われていた今冬ですが、1月は雪も降り暖かい日が多かった分とても寒く感じましたね。今年の2月の天候は平年並みだそうで、まだもう少し寒い日が続くのかもしれませんね。
そんな今月は、敏感な方はそろそろ感じる方もいらっしゃるかもしれません、
花粉症についてお話したいと思います。
今年の花粉症は近畿地方では2月末~3月末がピークと予想されており、4月中旬まで続くと言われていますので予防や対策をしたいと思われる方は目を通していただければと思います。 花粉症は、くしゃみ、鼻水鼻づまり、目の充血、痒みなどが主な症状ですが、中には腰痛や微熱など、風邪によく似た症状が出る方もおられます。花粉症と風邪は原因は違いますが、原因物質(ウイルスや花粉)を体外に排出することは同じですので、同じような症状が現れます。
ですが、違いもあります。風邪はサラサラした鼻水から粘性のある鼻水に変化し、1週間ほどで治るのに対し、花粉症はサラサラした水っぽい鼻水が数ヶ月も続きます。 また、目の痒みがあったり症状が天候に左右されるのも花粉症の大きな特徴です。
くしゃみ、鼻水、目の痒みを引き起こす”ヒスタミン”の働きを抑えることで、症状は和らぎます。生姜や玉ねぎ、お蕎麦、大根、などです。また青魚やごまにも鼻水を抑える効果があると言われています。ですが反対にヒスタミンを多く含むものもあります。それは、私も大大大好きなチョコレートです。
その他にもコーヒーやココアにも多く含まれていますので、花粉の時期には摂りすぎには注意しましょうね。
それから、花粉症だけでなく風邪の時にもオススメなのが鼻うがいです。
塩を入れたぬるま湯を鼻から入れて口から出す、というものです。
塩を入れることで鼻水に近い状態になるので鼻に入れてもツーンときません。慣れるまでは違和感があるかもしれませんが、すっきりしますので是非試してみてください。そして、小鼻の両端のくぼんだところに、鼻の通りを良くする、迎香(げいこう)というツボもありますので指で押してみてください。
花粉症は風邪と違い、長期に渡って辛い日が続きます。
鍼灸には、自律神経やホルモンバランスを整える効果もありますので花粉症の治療をすることで肩こりや不眠にも効果があります。
暖かくて気持ちのいい春を迎えられるよう、お手伝いができればと思います。もう少し詳しく知りたい、こういう時はどうしたらいい?など、なんでもご相談してくださいね。
2016年1月 筋肉痛について
今年のお正月はとても暖かく、過ごしやすい日が多かったですね。
年末の忘年会に続き、新年会でのおいしいお料理、おいしいおせち料理にお雑煮など、いつもより食べ過ぎたという方も多いのではないでしょうか?
1年の中でお正月が最も好きな私は、今年もたくさん食べてゆっくり過ごしました。
そんな食べ過ぎを消化するつもりで、運動も兼ねて張り切って初売りバーゲンに行ったところ、筋肉痛になってしまいました。。
ということで、そんな私情も挟みつつ、今回は筋肉痛についてお話したいと思います!
今回私のように久しぶりにはりきって歩いた時や、はりきって運動したのはいいけれど、次の日、体のあちらこちらが痛い。。こんな経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか。
筋肉痛とは、運動によって傷ついた筋肉の線維を修復しようとするときに起こる痛みだと考えられています。筋肉痛とは運動に伴って起こる筋肉の痛みです。一般的には、運動が終わった数時間後から翌日~翌々日というように、時間を置いて起こる「遅発性筋痛」が、「筋肉痛」と呼ばれています。慣れない運動を行ったとき、普段使わない筋肉を使いすぎた場合などに顕著に現れます。
筋肉痛のメカニズムは、実は医学的にははっきりと解明されていないのです。
かつては、運動したときに生じる疲労物質「乳酸」の蓄積が原因だとする説もありましたが、その矛盾点が指摘されていることから、現在は、運動によって傷ついた筋線維を修復しようとするときに起こる痛みであるという説が有力となっています。
傷ついた筋線維を修復する過程で炎症が起き、生成された刺激物質が筋膜を刺激して起こるものと考えられているのです。
そしてもう一つ、なぜ時間差でくるのか?
実は、筋線維そのものには痛みを感じる神経がありません。痛みは、炎症が広がって発痛物質が筋膜に届くようになってから感じるため、時間差があると考えられています。
普段からよく動かしている筋肉には、筋肉に血液を送る毛細血管がよく発達しています。
一方、あまり使っていない筋肉には、毛細血管が十分に巡らされていません。そのため、急激にその筋肉を動かしても、損傷した筋線維に血液成分が集まるまで時間がかかり、さらに発痛物質が生産されるまで時間がかかるとも考えられています。日頃からよく筋肉を使っている人は、少々筋線維を痛めても修復がすぐに進む=筋肉痛が起こりにくいのかもしれません。
ちなみに、「歳をとると筋肉痛が遅く出る」と言われますが、これも定かではありません。
同じ運動をした後の筋肉痛の出方に年齢による時間差は認められないそうです。
筋肉痛の原因やメカニズムを少しお話ししましたが、本当に知りたいのはここから。
筋肉痛になった後、どうすればいいのか?ですよね。
一つは、お風呂です。
でも温かいお風呂に浸かるだけではなく、温かいお湯と冷水を交互に浴びるのがポイントです。
交互に浴びることで、毛細血管が広がるため筋肉痛が改善されていると言われています。
5回~10回繰り返すといいですよ!
そして、軽いマッサージ。
筋肉痛により筋繊維が傷つき、筋肉の体積は大きくなっています。そのためパンパンになっていると思います。そこに強い刺激を与えると逆効果になりますので優しく血流を流すようにマッサージをしてくださいね。
お風呂上がりのストレッチもとてもいいので、反動をつけずにゆっくり筋肉を伸ばすイメージでストレッチをしてみてはいかがでしょうか。
黒酢を飲むのもおすすめです!
筋肉痛に対する鍼灸治療ですが、鍼灸での筋肉痛の治療目的は、筋肉痛の回復程度を高めることと筋肉痛が完治するまでの時間の短縮することです。
100%の痛みを一気に0にすることは不可能です。
ですが、血流の改善全身のや身体の循環を良くすることで回復のお手伝いをすることができます。筋肉痛が起こるというとこは、身体の循環が良くないということです。
日頃から軽い運動をするのが理想的ですが、お仕事や家事、子育てなどで難しいのが現状です。筋肉痛が、、というよりも、より健康で過ごすためにも身体の循環を良くしてあげることは重要です。
今回、数時間歩いただけで筋肉痛になったので、その大切さをとても痛感しました。。
お正月のお休み明けから少し慣れるまでの数日間、私も気合いを入れつつ身体のことを考えて規則正しく生活していきたいと思っています!
2016年も良い1年になるよう健康で楽しく過ごしましょうね!