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院長プロフィール

健康アドバイス

女性スタッフ治療コラム

女性特有の病気や悩み、冷え性からくる
肩こり・腰痛、ストレス等のコラムです。
女性お一人様でも安心してご来院下さい。
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当ホームページで案内させていただく、当院長・金田水英(ひで)の健康アドバイスです。
季節や流行などの背景と鍼灸・整骨に感する内容を中心に掲載させていただきます。
ちょっとした日々雑感として、お立ち寄りください。

私は以前、バイクでの転倒事故により右鎖骨骨折及び右大腿部打撲、右足関節の擦過傷をしました。その時の交通事故の状態、鎖骨骨折の治療及び経過についてお話ししたいと思います。

交通事故の起きた当時の様子ですが、相手側の車が狭い路地より右折をされ、私が本道をバイクで直進中に飛び出され、私が避けるように右側を下に傾き転倒しました。典型的な車とバイクの交通事故です。
たまたま目撃者もいたので警察では人身事故という取扱いになりました。

私は、転倒して胸部も強打していましたので、息ができない状態が5分ぐらい続き、冷静になると救急車が来ていました。腕は動きましたが、右鎖骨が皮膚の下で尖った状態になっていましたので、「これは骨折したな…」とすぐに気が付きました。この様なときは興奮している状態で、痛みはあまり痛みは感じないような状態でした。そのような中、(私は今までに救急車に乗ったことがなかったので)勉強になると思い冷静に救急車の乗り心地を観察していたりしました。感想としては…想像していたより乗り心地は悪く、悪い例えですが、軽トラックの荷台に乗ってる感じで揺れはきつかった記憶があります。
興奮して過敏に感じていたのでしょうかね(笑)

病院に着くと鎖骨骨折、大腿部打撲、足関節と順番にX線を取りました。時間が少し経ち、少しばかりバタバタ動いていたので右大腿部の打撲部が静脈の損傷が大きくなったのかソフトボールぐらいに内出血がではじめました。やはり、損傷部はできる限り安静にするのが良いなと思いました。病院に行った時間が夜9時過ぎだったので、まだ整形外科の先生がおられたので、3日後にプレート固定をする手術日を決め帰宅しました。
手術をする2日前より入院し、検査や麻酔科の先生の話、手術の段取りなど色々な事をしました。

お蔭様で手術は無事、成功。プレートを入れて固定して、三日後より仕事を始めました。仕事に関しては一週間ほど痛み止めの効果もあり、支障なくできました。今回の事故での怪我はやはり手術なしでは行はいかないと思いました。

手術及び治療費は、交通事故の人身事故という事で相手の保険会社が入り、過失割合によって、治療費をどちらがどれだけ払うかなどが決まってきます。バイクの物損に対する過失割合は、相手が75%、私が25%でという事になりました。この過失割合は、事故の状況により決まるみたいで、今までの事故の判例によって決まっているみたいです。

その後、病院へは月一回の診察と週一回のリハビリという事で現在も通院中です。自分でもできることはと思い、大腿部の内出血に対しては、刺絡治療や吸角(吸い玉)などの治療をしました。

現在、血腫はほぼ消失しました。鎖骨に対しても鍼灸治療や電気治療を自分の治療院で行っています。その成果はとても良く可動域は現在ほぼ良好です。

今回の自己は不幸中の幸いで現在の回復具合は良好ですが、皆さま、くれぐれも自転車、バイク、お車の運転は今一度、慎重に安全第一でいきましょうね。
また、万が悪く交通事故に合ってしまった方のリハビリとして頚椎・ムチウチ、打撲、捻挫など対応しています。くれぐれも無事故・無違反でご安全に。。

※当院では交通事故のリハビリも対応しています。

2015年 2月号 鍼灸治療が、なぜ痛みに効くのか

 鍼灸で来院される患者様で一番多いのが、腰痛や膝痛、肩が痛いなど「痛み」をどうにかしてほしいと訪れる患者様が多いので、その痛みに対して「鍼灸がなぜ効果があるのか」を少しお話させてもらいたいと思います。

まず、鍼灸治療の効果としましては、おもに自律神経に対する効果です。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、そのバランスが崩れると体の状態が悪くなり、症状として現れます。例えばどの様なものがあるのかと言うと…

【循環器系】では高血圧や冷えなどで、鍼灸治療で血流改善を計ります。
【消化器系】は消化管の運動亢進、抑制などにより便秘や胃もたれなどを改善します。
【内分泌系】いわゆるホルモン系では、コルチゾールの分泌による抗炎症作用、ドーパミン、βエンドルフィン、今話題のオキシトシンなどの抗ストレス作用などにより、肩こりやうつなどの症状の改善につながります。

【免疫系】にも鍼灸治療による効果もあり、白血球の増加やサイトカインなどの産生誘導などの抗炎症作用や未病治への効果などが知られています。
そして【運動器系】には、皆さんが治療を受けて感じられる筋緊張の緩和、運動反射に及ぼす影響などがあります。これらすべてが痛みの緩和に何らかの影響を与えていると思われ、血流改善による老廃物的発痛物質の洗い流し効果、筋緊張緩和による血流改善、抗炎症作用による発痛性化学物質の減少、ストレス軽減による不安感、嫌悪感の除去などです。

その他に西洋医学でもはっきりとした痛覚抑制効果という考え方がありまして、鍼灸治療も痛み抑制に関しては同じことが言えると思われます。その考えを内因性痛覚抑制作用と言いまして、痛みの信号伝達の抑制及び遮断をする考え方です。
痛みは、簡単に言うと、痛い所→脊髄→脳という順に神経および化学物質が繋がっています。この信号伝達が繋がって脳は初めて痛いと感じるのです。
ですからこの信号伝達をどこかで抑制、遮断すれば、痛みは軽減、消失するのです。本当はもっと複雑なんですが、解り易く言うとこんな感じです。

鍼灸治療では、痛みのある部位と全く違う場所に鍼を打って、今まで痛みを感じていた信号伝達と違うラインの信号伝達を作り刺激、そのことで今までの痛みのライン上で抑制、消失させるのです。
ブロック注射は、脊髄で痛みの信号伝達を遮断するものの代表例です。
お灸やマッサージや一種の皮膚に張るテープなども痛みを感じる受容体に対して、熱さを感じる信号伝達ライン、押された圧力を感じる信号伝達ライン、皮膚に貼られた感じの信号伝達ラインがあります。解り易く言うと、電車の路線を途中で変えるとか、中華料理を食べたいと思っていた神経をイタリア料理に変更する感じで、ラインを変え痛みの抑制、遮断をする。痛みを抑制、遮断することにより、痛みで起こる生体反応(不安感や嫌悪感、筋収縮による運動制限、血管収縮、血圧上昇、消化管運動の抑制、痛み持続による色々な反応の継続)を止めることができるのです。
痛みに対しては、東洋医学でもこの様に科学的に証明されているのです。西洋医学の麻酔科の先生も痛みに関しては、鍼灸治療と効果の差はあまりないと聞いたことがあります。

肩こりや腰痛、慢性の神経痛など「痛み」でお困りの場合は、当鍼灸院までお気軽にご来院、ご相談くださいね。

2015年 1月号 高齢者の健康寿命と不健康寿命について

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
この時期は、おせち料理などおいしい食べ物が多く、動かず、栄養過多で太ってしまったりして、またダイエットを始めなければと思っている方も多いと思いますが、ご年配の方はこの文章の内容を見て、少し考え方が変わるかもしれませんね。

 今回も前回同様、岐阜県の日本鍼灸学会の全国大会での講演内容を少し記載させていただきます。講演者は東京都健康長寿医療センター研究所、研究所長の新開省三先生の内容です。先生は色々な市町村で実際に高齢者を対象に10年ほどかけて調査した結果を赤裸々に私たちに教えてくださいました。
まず日本は世界一の長寿国になりましたが、皆さんも思っておられると思いますが、どれだけ長生きしても健康で長生きしないと意味がない。そうです。それを健康寿命といい、その反対に、寝たきりやぼけてしまったりすることで長生きする事、これを不健康寿命と言いまして、この健康寿命と不健康寿命を足したものが一般的に寿命になっています。
どれだけ健康寿命を長くして、どれだけ不健康寿命を短くするか、あるいは無くすかが、とても重要になってきます。50歳近くの私でさえ、とても興味のある話題です。先生のおっしゃるには、この健康寿命を長くするには、3つの重要な項目があるそうです。

 

この3つ目の栄養というのが今回の一番面白かった内容で、イメージ的には、年齢を重ねるといわゆる老人になってくると、あまりカロリーの高いものは取らず、あっさりし粗食はやめなさいたものを取った方が良い感じがしたり、その方が長生きするような気がしますが、先生の調査結果によるとタンパク質の摂取が少ない人やコレステロールの少ない人は、虚弱化していき、これが不健康寿命の原因になっていることが多いとの事です。

そして70歳を過ぎて亡くなるのに脳梗塞や心筋梗塞よりもこの体の弱体化が原因の方がはるかに多いことが分かったそうです。50歳まではコレステロールや過度の栄養摂取で肥満などが増え成人病と言われる。心筋梗塞、脳梗塞などの循環器障害は多くカロリーの取りすぎには注意が必要ですが、70歳を超えると栄養不足、虚弱化に注意が必要という事です。詳しい内容は、先生が書かれている本「50歳を過ぎたら粗食はやめなさい」をお読みください。
私は、まだ40代ですので過度の栄養摂取に注意してまいります。