当院は病院の飲み薬や湿布、市販の塗り薬で楽にならない慢性的な肩こりでお悩みの方がご来院されています。気持ちが悪くなるくらいの肩凝り、日常生活がしんどいような肩こりでお困りの場合は 一度、当院の鍼灸をお試しください。
【肩こりの原因】
肩の周辺にはさまざまな筋肉があり、これらは頭(人の頭の重さは3~4Kg)や腕を支えて立っているだけで、常に引っ張られ、緊張し続けています。この筋肉の緊張が続くと疲労物質がたまり、血流の循環が悪くなり、そして肩周辺の筋肉が硬くなります。
最近ではスマホの普及やパソコンの仕事(デスクワーク)により、首を斜め下に向けるという時間、小さな画面に長時間見続ける、同じ姿勢をとりあまり動かないという状況が増えてきています。頭の動きを支えている頚椎の骨や椎間板、肩甲骨周辺の筋肉は日々、かなりの負担がかかっています。
これらの動作から知らず知らずのうちに首・肩・眼精疲労、ストレートネック、腰痛の原因となり、それらに加えてコロナによる在宅ワークや、引きこもりによる運動不足が重なり、余計と筋肉疲労、血行不良が助長されてしまいます。肩こりは不良な姿勢、眼精疲労、ストレス、運動不足、自律神経の乱れなどが重なり、肩周辺の筋肉の緊張と血流不足によって起こると考えられています。
【当院の治療について】
鍼灸治療の方は、局所的には、疼痛のある肩周辺や下肢に電気鍼(はりにパルス電気を流す)ことにより、筋肉のゆるみ及び血液循環を改善します。
肩こりの治療は基本的には、肩周辺を中心に、また下肢の筋肉をゆるめる事、身体全体の筋肉が緩むことによる血液循環の改善を目的に行います。上記の画像のように後頭部の髪の生え際、肩、首の付け根、肩甲骨周辺などに有効なツボがあり、それらに鍼を刺して体内にあるエンドルフィンなどの痛みをやわらげる物質(鎮痛物質)を刺激します。
鍼を刺すことによりツーンとした心地良い刺激を与え、5分~10分程度、鍼を留めておきます。さらに、全身のツボを刺激し、胃の運動を促進したりホルモンのバランスを整えて、肩の張りをゆるみやすくすることもあります。
肩や首周辺以外にも全体の筋肉を緩め、血行を良くする目的で足首周辺にも鍼治療を行います(全身治療)。
治療時間は 約50分~1時間程度 です。
一度の鍼灸治療で楽になる事が多いですが、継続して鍼灸治療をうけてみてください。
日常生活に戻っても適度な肩の運動やストレッチ、眼精疲労につながるようなパソコンやスマホのしすぎに注意していただき、週に1回を目安に通っていただくだけで、かなりの効果を期待できます。
整骨の方では、ホットパックによる患部の温め、低周波治療器での電気治療、そして後療法によるマッサージ、最後にストレッチおよび徒手による特殊療法などにより、疼痛を収めていきます。
■鍼灸治療の方法
鍼灸治療は基本的に体の状態を全的に良くさせるのが目的です。その結果、自然治癒力がアップしてケガや病気が治る。また、治りやすくなるという治療法です。
鍼灸で筋肉、軟部組織の状態を調節して損傷部の回復を早期にさせます。
■鍼治療の方法
全身調節の治療には、深さ約1ミリぐらいの針を頭部、腹部、手足に治療し自然治癒能力をアップさせます。
痛いところの治療、いわゆる局所治療には、腰部及び下肢の硬いシコリのある所を治療します。硬くなったところの中もしくは下に神経や血管があるのでそれを緩めるのです。針の雀琢と言う手技を使って硬い所を取ったりします。
また鍼灸では経絡と言う道があり、いわゆる路線です。その路線を刺激することにより痛みやしこりを取る方法もあります。
≪ 肩、首のこり ≫
■灸治療の治療
痛みのある部位に、温熱治療(あたたかい灸)をします。直接肌にはしませんのでやけどの心配はありません。それと灸頭鍼と言う手技では針と灸を同時に使って治療効果を高めます。
■鍼灸治療の良い点…他の治療と違う点
痛い部分に直接深部までアプローチできる点です。マッサージ、整体、カイロは、皮膚の上からしかアプローチできませんが鍼は深部まで硬いしこりまで直接刺激できることです。
それともう一つ、鍼灸では経絡と言う道があり、いわゆる路線です。痛い所と全然違う所に鍼をして痛みやシコリを取る方法です。遠隔治療と言うものです。患者さんは驚かれて、鍼はよく効くと言われる元になっているものです。
★肩こり・坐骨神経痛の動画です。(約4分)
肩こり・上半身の痛みでお悩みの患者様
青枠…鍼灸での治療
緑枠…整骨での治療
大津市から50代男性の方の肩こり。左の肩凝りが1年以上取れず、絶えず肩こりに悩まされてのご来院。諸検査したところ、僧帽筋(そうぼうきん)及び棘上筋(きょくじょうきん)の損傷による瘢痕化と頸椎の軽度の椎間ヘルニア症と判明しました。
東洋医学では左肩のみに肩こりが出る患者さんには胃腸系の治療を重視すべし、とあります。
この患者様もその教えに沿って、胃腸系を中心に首肩の部分も治療していきました。
3日連続で治療に来られ、痛みの程度が1/3程度に軽減したと実感いただき、現在は週に1回の治療を継続しておられます。
2023年2月
山科区在住30代専業主婦の方が頭痛、肩こり、寝違いの痛みでご来院されました。
ご本人様曰く、痛みの原因は不明との事でした。
初回の治療から1週間で3回、鍼灸治療でほぼ頭痛と寝違いは消失されました。首、肩の硬さ、違和感は残り、これらの症状が治まってきたので2週間に一度、現在も治療は継続中です。
今回、頭痛などの痛みが発生した原因は不明との事ですが、東洋医学的には胃腸系の状態精神的な状態により筋肉の緊張が起こるタイプの方かと思います。鍼灸で全体的治療をし、あまり症状が強くならない様に定期的に治療をする様に薦めています。
2021年12月
山科区在住30代主婦の方が胸の痛みでご来院。
病院にて心電図、検査などをしてもらうが原因不明との事で、鍼灸の全身治療を希望されました。脈を見て胃腸系及び腎機能の低下と判断し、治療をするとともに左大胸筋及び左上肢の硬結部位に鍼灸治療を致しました。
2週間に6回の治療で症状が3割にまで軽減、ご本人様の精神的な不安状態もあるので、その後週に1回の経絡治療を継続中です。
鍼灸の全身治療は全身の血流を良好にし、身体的にも精神的にも緊張を緩和させる効果があります。自己免疫力アップには食事や睡眠、適度な運動が大切です。それに加え鍼灸の治療も取り込む事で、より身体を温め、外部からは届きにくいツボ(神経)を鍼で刺激し、血の巡りをよくすることで更なる回復力につなげます。
原因不明の体調不良、精神的にリラックスしたい等、お身体のケアにもどうぞ「鍼灸」をご活用いただければと思います。
2021年11月
パソコンの前で1日中座ってデスクワークをしていますが、慢性的な肩こりで悩んでいました。市販の塗り薬を数種類試したりしましたが、効いているのかどうかもわからない程の肩凝りで日々困っていました。定期的に肩のストレッチやぶら下がりを行っていましたが両肩の凝りとズシンとくる気持ち悪さ解消につながらず、一度、鍼を試してみようと「ひで鍼灸整骨院」さんでお願いする事にしました。
治療は最初、うつ伏せになり、全身を十分温めていただいた後に、電気治療を行っていただきましたが、電気の刺激も丁度良く、その時点で身体はとてもあったまっていました。
その後、上向きで足首、肩、そしてうつ伏せで背中、首、肩と鍼を打っていただきましたが、足への鍼は肩の凝りの部分以外にも刺激を与えて血の巡りを更によくするとのことでした。
肩の鍼では神経に届いているのか、ピリピリとした刺激がありますが、手で揉んだり、塗り薬では届くことがない部位への刺激と気持ちが良かったです。首、後頭部の髪の毛の生え際にも鍼を打っていただきましたが、首の筋肉の緊張をやわらげるのにこれも効きました。
一回の治療は1時間程ですが、鍼の治療前と後とでは雲泥の差でした。
両肩の軽さにびっくりし、鍼が効いている事を実感した次第です。まるで何かの魔法にでもかかったような感覚でした。
今後も肩の凝りで気持ちが悪くなる前には早めに鍼治療をお願いしようと思った次第です。
2021年3月 40代男性
首痛でお悩みの患者様
山科区四宮から30代の男性(トラック運転手)の方が首痛で来院されました。
朝起きると首の痛み(寝違い)を感じ、その日のうちに来院され、すぐにアイシングと電気治療、頸部固定の為、テーピングを施しました。3日連続でご来院されたので痛みはすぐに軽減、1週間にて消失致しました。
首の痛みを感じてすぐに来られたので症状が悪化せず早期回復につながったと思われます。例え寝違いでも長期に渡ると頸部ヘルニアに移行する恐れもあります。寝違いで首・頸椎に違和感や痛みを感じるとすぐに行動されることをおすすめ致します。
当院では患者様と相談し、必要であれば整骨と鍼灸を組合せて治療させていただきます。
2021年9月