院長プロフィール

健康アドバイス

女性スタッフ治療コラム

女性特有の病気や悩み、冷え性からくる
肩こり・腰痛、ストレス等のコラムです。
女性お一人様でも安心してご来院下さい。
女性スタッフが在籍しています。

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当ホームページで案内させていただく、当院長・金田水英(ひで)の健康アドバイスです。
季節や流行などの背景と鍼灸・整骨に感する内容を中心に掲載させていただきます。
ちょっとした日々雑感として、お立ち寄りください。

 

「超回復」は鍼灸治療で同じ事ができているのでは? 2025年 3月

超回復と鍼灸治療には共通するメカニズムがあります。
超回復とは、筋肉や体が適度な負荷を受けた後、休息を取ることで元の状態よりも強くなる現象です。
鍼灸もこれと同じように、体に適度な刺激を与え自己修復力を高める働きがあります。

 

■超回復と鍼灸の共通点

1. 適度な刺激による回復促進
• 超回復 → 運動やトレーニングで筋肉を一時的に破壊し、その修復過程で強くなる。
• 鍼灸 → ツボや筋膜を刺激し、血流を促進。
微細な傷をつけることで修復機能を高める。

 

2. 血流の向上
• 超回復 → 筋肉の損傷後、血流が増えて栄養や酸素を供給。
• 鍼灸 → 鍼の刺激により血行が促進され、老廃物の排出がスムーズになる。

 

3. 神経の活性化
• 超回復 → 神経系の適応が進み、筋力や持久力が向上。
• 鍼灸 → 自律神経のバランスを整え、リラックスや回復を促進。

 

4. 成長ホルモン・回復物質の分泌
• 超回復 → 成長ホルモンが分泌され、組織修復や筋肥大が起こる。
• 鍼灸 → 鍼の刺激により、βエンドルフィン(痛みを和らげる物質)や成長因子が分泌される。

 

■鍼灸で超回復をサポートできるのでしょうか?

はい。可能です!
• 運動後の疲労回復:筋肉痛の軽減や血流改善で、回復が早くなります。
• パフォーマンス向上:神経の活性化で、次のトレーニングがスムーズに。
• ケガ予防:柔軟性の向上や筋肉のバランス調整で、故障を防ぎます。

超回復・鍼灸

【結 論】

超回復は「運動+休息」の仕組みですが、鍼灸はその回復プロセスを加速させる手段として活用できます。
特にアスリートや体をよく使う人には、トレーニングと鍼灸を組み合わせることで、より効率的な回復が期待できます。どうぞ、鍼灸の力をご活用ください。

ピエゾチャネルの作用を使った治療法 2025年 1月

皆さまは「ピエゾチャネル」という言葉をご存じでしょうか?

ピエゾチャネルとは、皮膚や体内で圧力や振動を感知する重要なタンパク質であり、関連する研究がノーベル賞を受賞したことでも注目されています。
特に「ピエゾチャネル2(Piezo2)」は、皮膚の感覚や触覚の反応に深く関わり外部からの刺激を電気信号に変換する役割を果たします。この画期的な発見は、鍼灸治療が身体に与える影響を科学的に説明する新たな鍵となる可能性があります。

鍼灸のツボ刺激は皮膚を介してピエゾチャネルに働きかけ、神経系や体内バランスに影響を与えることが考えられます。
当院では、伝統的な鍼灸技術を大切にしつつ、こうした科学的知見を取り入れ、治療効果のさらなる向上を目指しています。東洋医学と現代科学を融合させることで、痛みやストレスの軽減、自然治癒力の向上を支援する治療を提供いたします。

東洋医学・鍼灸

また、私は治療の一環として「3点テープ」をよく使用しています。
このように体に丸や四角のテープを貼る方法もピエゾチャネルの作用を使った治療法だと私は感じております。

東洋医学・鍼灸

HP ➡ https://pressio-neurobrain.org/home/2021_nobelprize_piezostory/

ご興味のある方は上記URLからご一読ください。
最新の科学が明らかにする身体の仕組みを活用し、今後も鍼灸の可能性をさらに広げてまいります。